2005年02月11日

東京を旅する手段

更新が滞っていて申し訳ないです。
平日は日々いっぱいいっぱいで自転車を漕いでおり、家に着くと相変わらずバタンと眠っております。昨日は家に着いてから靴と眼鏡をとるのがやっとで、ジャケットを着たまんま布団に横になったら14時間が経過しておりました。でもぐっすりと眠ったおかげで今日はやたらと元気です。

僕が日々やっているメッセンジャーというお仕事はもう純然たる肉体労働であり、ブルーカラーであります。だから当然ごはんはとてつもなくおいしいし、大量に食べます。食事の第一義がエネルギー摂取であるということをつくづく感じます。それから不眠症が遠い星の出来事になりました。布団に入った途端に、いや入り切らない内にもう眠っております。頭でっかちで、頭が重たくなりすぎて身動きが取れなくなっていた僕にとって、こういうお仕事は狙い通りの効果を発揮しております。

毎日通勤も自転車です。
杉並区から港区へ、片道15キロぐらいを走っています。そして9時から17時までお昼休みの1時間を除いて、ずうっと東京の中心部を走り回っているか、ビルの中を右往左往しています。

徐々にですが、頭の中に東京の地図が描かれつつあります。
毎日なにがしか新しい道を走り、新しいビルに入り、それが地図に上書きされていきます。そして既知の道と新しく知った道が繋がり、それが広がっていき、徐々に地図が詳細になっていきます。青山通り、六本木通り、表参道、明治通り、日比谷通り、駒沢通り、靖国通り・・・。そういった大きな道がまず引かれ、その交差点に名前が書き込まれ、それらを繋ぐ細い道がさらに引かれ、よく行く大きなビルがプロットされます。そしてより細かな情報も順次書き込まれていきます。このような“地図作り”がこの仕事のひとつの楽しみかもしれません。

もうひとつの楽しみは、オフィス見学です。超有名ビルや超高級マンションのオフィスをちょっとだけ見学でき、また場末の雑居ビルや老朽化が進むマンションの一室のちいさなオフィスもちらっと見る事ができます。東京には実に多くの会社があり、実に多くのオフィスがあり、実に様々な職場があるなーと、これもなかなか興味深いです。中からどんな方が出てこられるのかも含めて、僕の観察欲を刺激して止みません。

こう考えると、メッセンジャーの仕事は、東京を知るいい手段に思えます。この仕事をすれば確かに東京のある一面が覗けます。東京を知る視点としては悪くはありません。

このような視点を一方で得ながら、もう一方で何百キロも荒野が続くチベットや、砂また砂のサハラを想えば、光景もまた違った広がりをもつでしょう。そういう意味で、メッセンジャーの仕事は東京を旅する手段になり得ていると思っています。ということはつまり、僕は今現在かなりハードな旅をしていることになります。

投稿者 tsuyoshi : 2005年02月11日 18:07

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