2005年12月11日
久しぶりの湯河原幕岩
湯河原の幕岩に行ってきました。
写真は「コンケスタドール5.12a」のムーブ(登り方)を探るおうき氏。フィンガリーでテクニカルなルートだそうです。僕は同じ壁の二つばかり右側の「帰還兵5.10c」にトライしました。“レイバック”という独特な登り方を必要とするテクニカルなルートです。何度かロープにぶらさがりつつも、上まで抜けることができ、登り方は解決しました。あとは下から繋げるだけです。
久しぶりの湯河原でした。
そして久しぶりのロープを使ったクライミングでした。
小川山でボルダリングばかりしていたので、実は劇的なボルダリング力の上達を期待していたのですが、結果は「若干上達していた」に過ぎませんでした。以前登れなかった「帰還兵」が、何度かロープにぶら下がりつつも、どうにか上まで行けたというぐらいの変化です。すいすい登れるって訳にはいきませんでした。でも、登るに際して思い切りは良くなったようです。核心部で、臆することなく最大限の力を出すことは前よりできるようになりました。これは大きな変化です。
久しぶりの湯河原は暖かく、とても楽しかったです。
先週の小川山は不完全燃焼だったのですが、昨日の湯河原はいいクライミングができました。
クライミングの楽しさは、日常では決して出すことのない程の、最大限の、全身全霊の力を出す瞬間があることです。ものすごくがんばる瞬間があることです。
今回もそういう瞬間がありました。腹から意識せずに声が漏れ、頭が真っ白になる、いよいよスイッチが入った無我夢中の瞬間です。そういう瞬間は明らかに自分が変身しています。こんな自分がいたのかと後から驚く程です。その時の数秒間の自分はとてもいい奴です。強いなって思います。
100%の力を出し切ることって、日常ではなかなか難しいですが、クライミングでは、核心部でそういうがんばりを要求されるし、そういうがんばりがないクライミングは面白くありません。
だから、登れるかどうか分からないけど、100%の力を出せば登れる可能性のあるものを自分の取り組む課題にしてがんばるのです。目標設定が高すぎると手が出なくて楽しくありません。「ぎりぎりの目標」を設定することがポイントです。そしてこれってクライミング以外でも大切なことだなと思ったりします。
12月いっぱいまで、クライミング中心の生活をします。
最近はクライミングのことばかりの文章で、興味のない方は面白くないかもしれません。でも僕は読んで面白い文章を書きたいのではなく、自分が本当だと思える言葉を書きたいのです。クライミングにウツツをぬかし、脳まで筋肉にして思考停止をしている訳ではありません。
何も放棄していないし、何も諦めていません。それどころか、クライミングにのめり込むことで、よりいっそう諦めないぞという覚悟を育てている気がします。
投稿者 tsuyoshi : 2005年12月11日 00:11
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